水火無情
読み方
すいか むじょう
意味
水と火には人間に対する思いやりや容赦がなく、ひとたび洪水・津波・火災などになれば、多くの人命や財産を無差別に奪うということ。「水火」は水害と火災、または水と火そのものを指し、「無情」は情け容赦がない意である。自然災害の恐ろしさや、火の扱い・水害への備えの重要性をいう。
由来
中国で古くから用いられてきた「水火に情なし(水火無情)」という言い回しに由来する。水と火は生活に欠かせない一方、制御を失えば人を選ばず害を及ぼすという認識を表した語である。特定の古典の一文に由来することは明確ではなく、成立した正確な年代・時代は不詳。日本でも漢語的な四字熟語として用いられている。
備考
主に洪水・津波・火災など、自然の水や火がもたらす被害についていう。人の冷淡さを表す「冷酷無情」とは対象が異なる。「水火に情なし」と言い換えることもある。
例文
- 大火の跡を見て、水火無情という言葉の重みをあらためて感じた。
- 水火無情の災害に備え、自治体は避難経路と防災用品を定期的に確認している。
- 豪雨による浸水被害は、水火無情の恐ろしさを地域の人々に思い知らせた。
類義語
対義語
- 慈悲
- 温情
- 仁愛