水宿山行
読み方
すいしゅく さんこう
意味
水辺や船中に宿を取り、山道を歩いて進むこと。転じて、各地を長く旅し、移動に伴う苦労を重ねることをいう。険しい旅や、行程の厳しい旅の様子を表す。
由来
「水に宿り、山を行く」という漢文的な対句を四字にまとめた表現である。中国の古い漢文に由来する故事成語として扱われるが、現行の辞書資料では典拠となる一作品や成立年を一つに特定しにくく、正確な成立時代は未詳である。
分類・構成
備考
文章語・漢文調の表現であり、日常会話で使うことは多くない。「苦しい旅」の意味に限らず、水辺に泊まり山道を進むような長い旅そのものを表す場合にも用いる。
誤用・混同注意
- 「すいしゅくやまぎょう」と続けて読むのは誤りで、標準的な読みは「すいしゅくさんこう」。
- 「水行山宿」は関連する類似表現であり、通常の表記「水宿山行」と混同しないようにする。
例文
- 調査隊は人里離れた地域を、水宿山行の末に踏査した。
- 昔の旅人にとって、峠を越え川を渡る水宿山行は日常の苦労だった。
- この紀行文には、作者が水宿山行を重ねて各地を巡った様子が描かれている。