比翼之鳥
読み方
ひよく の とり意味
雌雄が互いに寄り添って初めて飛べるという伝説上の鳥のこと。転じて、男女・夫婦が深く愛し合い、離れがたく結ばれているさま、またそのような仲むつまじい夫婦や恋人をいう。由来
中国古代の地理・神話書『山海経』(成立は戦国時代〜前漢頃、紀元前4〜前1世紀頃とされる)などに見える「比翼鳥」に由来する。のち唐代の白居易『長恨歌』(806年)に「天に在りては願はくは比翼の鳥と作らん」と詠まれ、相愛の男女を表す語として広まった。備考
「比翼の鳥」と仮名交じりで書くことも多い。単独ではやや古風・文語的で、現代では「比翼連理」の形のほうが比較的よく知られる。例文
- 二人は学生時代から支え合い、今ではまさに比翼之鳥のような夫婦だ。
- 遠距離恋愛の時期を乗り越えた彼らの絆は、比翼之鳥と呼ぶにふさわしい。
- 祖父母は結婚して五十年、いつも一緒で比翼之鳥の仲だった。
- 舞台では、主人公と恋人が比翼之鳥として永遠の愛を誓う場面が観客の涙を誘った。
- 仕事でも家庭でも互いを尊重する二人の姿に、周囲は比翼之鳥の理想を見た。
類義語
- 比翼連理
- 比翼双飛
- 鴛鴦之契
- 偕老同穴
対義語
- 呉越同舟
- 犬猿之仲
- 不倶戴天