殖産興業
読み方
しょくさん こうぎょう意味
産業を盛んにし、国の生産力や経済力を高めること。特に明治政府が近代国家建設のために進めた、官営工場の設立、機械技術の導入、鉄道・通信の整備、民間産業の育成などの政策を指す。由来
「殖産」は財産・産物をふやすこと、「興業」は事業・産業を興すこと。語自体は漢語的な造語で、特定の古典一書に由来する成句ではない。日本では明治初期(1868年以降、とくに1870年代)に、政府が近代化政策の標語・政策名として用いたことで広く定着した。備考
日常会話よりも歴史・経済史・政策論で使われる語。明治時代の国家的近代化政策を指す場合が多く、「富国強兵」と並べて覚えられることが多い。例文
- 明治政府は殖産興業を掲げ、富岡製糸場のような官営模範工場を設立した。
- 殖産興業の政策によって、西洋の機械や技術が日本各地に導入された。
- 歴史の授業では、富国強兵と殖産興業が明治国家の重要な方針として説明された。
- 地域の殖産興業を進めるため、自治体は地場産業の育成に力を入れている。
- 彼の研究は、殖産興業が近代日本の工業化に与えた影響を詳しく分析している。
類義語
- 産業振興
- 興産興業
- 勧業政策
- 工業化政策
- 富国強兵
対義語
- 産業衰退
- 経済停滞
- 産業停滞
- 衰退廃業