死屍累累
読み方:しし るいるい
意味
戦場・災害現場などで、多くの死体が幾重にも重なり、あたり一面に転がっているさま。また、死者がきわめて多い悲惨な状況をいう。
由来
中国の歴史書『三国志』に見られる語に由来する。「死屍」は死者のからだ・死体、「累累」は物が重なり連なって多くあるさまを表す。『三国志』は西晋の陳寿が3世紀後半(おおむね280年代)に編んだ歴史書である。
備考
戦争や大惨事に伴う死体の多さを表す、非常に重く直接的な語。比喩的に軽く用いるのは避け、報道・文学・歴史叙述などでは文脈に注意する。
別表記
- 死屍累々
誤用・混同注意
- 「累累」を『疲れ果てている』という意味だと誤解しない。「累累」は物が重なり連なるさまをいう。
- 「死体累累」は説明的な言い換えであり、四字熟語としての定形は「死屍累累」である。
例文
- 激しい戦闘の跡には、死屍累累たる光景が広がっていた。
- その古戦場を描いた絵は、死屍累累の悲惨さを生々しく伝えている。
- 指揮官は、死屍累累となる前に住民を避難させる決断を下した。
分類
類義語
- 屍山血河
- 死屍枕藉
- 屍横遍野