欲蓋弥彰
読み方
よく がい や しょう
意味
隠そう、覆い隠そうとすればするほど、かえって事実や秘密、欠点などがはっきりと世間に現れ、目立ってしまうこと。特に、不正や失策を隠すための言動が、疑惑をいっそう深める場合にいう。
由来
中国の歴史書・春秋左氏伝の「昭公三十一年」(春秋時代、紀元前511年ごろの記事)に見える「欲蓋而彰(蓋わんと欲して而も彰る)」に由来する。「蓋」は覆い隠す、「弥」はいよいよ・ますます、「彰」は明らかになる意で、隠そうとするほどかえって明るみに出る、という意味になった。
分類・構成
備考
主に秘密、不正、失言、欠点などを隠そうとして逆効果になる場面で用いる。日常会話より文章語・評論的な表現である。「弥」はここでは「や」と読む。
誤用・混同注意
- 「欲隠弥彰」と書くのは誤り。正しくは「欲蓋弥彰」。
- 「彰」を「章」と書かないよう注意する。
- 「よくがいみしょう」と読まない。標準的な読みは「よくがいやしょう」。
例文
- 不正を隠すために記録を改ざんしたが、説明の矛盾によって欲蓋弥彰となった。
- 投稿を何度も削除したことがかえって関心を集め、問題は欲蓋弥彰の様相を呈した。
- 彼が質問を避ければ避けるほど、欲蓋弥彰で疑惑は一層濃くなった。
類義語
対義語
- 韜光養晦
- 秘密厳守