楽山楽水
読み方:らくざん らくすい
意味
山や水などの自然を愛し、その風趣を楽しむこと。また、知者は水を好み、仁者は山を好むというたとえ。転じて、自然に親しみ、山水を愛好する趣味・心境をいう。
由来
中国古典の『論語』雍也篇にある孔子の言葉「知者楽水、仁者楽山(知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ)」に基づく。孔子(前551~前479年)の思想を伝える『論語』は、戦国時代ごろ(前5~前3世紀ごろ)までに編纂されたとされる。「楽山楽水」はこの句を縮め、山水を愛好する意で用いるようになった。
備考
本来は「知者は水を好み、仁者は山を好む」という対比を含む語。美しい景色そのものを表す語ではなく、山水を愛でる人の趣味や心境をいう。
別表記
- 樂山樂水
誤用・混同注意
- 「山紫水明」のように景観の美しさそのものを表す語と混同しない。楽山楽水は、山水を愛好し楽しむ心境・態度を表す。
例文
- 退職後は楽山楽水の暮らしを送り、各地の山里や渓谷を訪ねている。
- 彼は休日ごとに登山や釣りに出かける、まさに楽山楽水の人である。
- 都会の喧騒を離れ、楽山楽水の心で季節ごとの自然を味わった。
分類
類義語
- 遊山玩水
- 山水之楽