楚材晋用
読み方
そざい しんよう
意味
楚の国の優秀な人材が、晋の国で用いられるという意味。転じて、ある国・組織で育った有能な人材が、別の国や組織へ移り、そこで重用・活躍することをいう。人材を流出させる側の惜しさや嘆きを含んで使われることが多い。
由来
中国の歴史書・古典である春秋左氏伝の襄公二十六年に見える「楚材晋用、吾何為之」という句に基づく。春秋時代、紀元前547年ごろの楚と晋に関する記述で、楚の人材が敵対・競合関係にある晋で用いられていることを嘆いた表現である。
分類・構成
備考
現代では国家間に限らず、地域から都市部へ、人材を育成した企業から別企業へと有能な人が移る場面にも用いる。単なる転職よりも、育てた側が人材を失う惜しさを表す語感がある。
誤用・混同注意
- 「楚才晋用」と書くことがあるが、四字熟語としては通常「楚材晋用」と表記する。
- 楚と晋が人材を共同で活用する意味ではなく、楚の人材が晋で用いられることをいう。
例文
- 優秀な研究者がより良い待遇を求めて海外へ移る状況を、楚材晋用と見る意見もある。
- 地元で育てた技術者が都市部の企業に次々と引き抜かれれば、地方にとっては楚材晋用となる。
- 彼は地方で才能を磨いた後に外資系企業で重用されており、まさに楚材晋用の例といえる。
類義語
- 人材流出
- 頭脳流出