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柳巷花街

読み方:りゅうこう かがい

意味

遊女や妓楼(遊女屋)が集まる町、すなわち遊郭・色町をいう。「柳巷」も「花街」も、ともに遊女のいる歓楽街を雅語的・比喩的に表した語であり、同じ意味の語を重ねてその場所を強調している。

由来

中国の古典小説・通俗文学で、遊女や妓楼の集まる地域を「柳巷」「花街」と美称した表現に由来する。日本では中国の章回小説『水滸伝』などを通じて知られたとされる。『水滸伝』は元末から明代初期、14世紀ごろに成立・整備された作品である。柳はしなやかな女性、花は美しい女性をたとえる語として用いられた。

備考

現代の日常会話ではあまり用いない、文章語・歴史的な表現である。「花街」単独は芸妓の町を指す場合もあるが、「柳巷花街」全体では主に遊女町・遊郭の意となる。

補足

  • 「柳巷」を「やなぎみなと」などと訓読するのは誤りで、通常は「りゅうこう」と読む。
  • 「花街柳巷」は語順を入れ替えた別の成句として用いられることがあるが、同一の表記ゆれではない。
  • 「花街」の意味を現代の芸妓街だけに限定すると、成句全体が指す遊郭・遊女町という意味を取り違えやすい。

例文

  • 江戸の柳巷花街は、芝居や料理屋とも結び付き、独自の文化を育んだ。
  • その小説は、夜の柳巷花街を舞台に、若者の栄華と没落を描いている。
  • 史料を読む際は、柳巷花街という語が当時の遊郭を指す雅語であることに注意したい。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字