枯木逢春
読み方
こぼく ほうしゅん意味
枯れた木が春に出会って再び芽吹くように、衰えたものが勢いを取り戻すこと。不遇・困難な状態にあった人や組織が、よい機会や助けに恵まれて再生・復活することをいう。由来
中国の成句に由来する。枯れ木が春を迎えると再び生気を得るという自然の比喩から生まれた表現で、正確な初出は未詳。北宋時代の禅宗史書『景徳伝灯録』(1004年成立)などに「枯木逢春」に通じる用例が見られ、日本でも漢籍・禅語を通じて受容された。備考
文章語・改まった表現として用いられることが多い。単なる好調ではなく、衰退・不遇の後に訪れる再生や復活を強調する語。例文
- 倒産寸前だった老舗旅館は、外国人観光客の増加で枯木逢春の勢いを見せている。
- 長く怪我に苦しんだ選手が復帰戦で優勝し、まさに枯木逢春の感があった。
- 過疎化に悩む町も、移住者の増加と新産業の誘致によって枯木逢春を迎えつつある。
- 売れなくなっていた作家が新作で再評価され、文壇で枯木逢春を果たした。
- 古い商店街は若い起業家たちの出店により、枯木逢春のにぎわいを取り戻した。
類義語
- 起死回生
- 捲土重来
- 再起復活
- 起死再生
対義語
- 一蹶不振
- 再起不能
- 衰退没落