杯水車薪
読み方:はいすい しゃしん
意味
一杯ほどの少量の水で、車一台分もの薪が燃える火を消そうとすること。問題や目的に比べて手段・努力・援助があまりにも小さく、ほとんど効果がないこと、または力が及ばないことをいう。
由来
中国・戦国時代(紀元前4~3世紀ごろ)の思想家、孟子の言葉に由来する。『孟子』告子章句上に、仁を行っても効果がないとしてすぐにやめる人を、「一杯の水で車一台分の薪の火を消そうとするようなもの」とたとえた記述がある。これが「杯水車薪」として定着した。
備考
文章語・やや硬い表現で、「杯水車薪にすぎない」「杯水車薪である」の形で用いることが多い。努力そのものを否定する語ではなく、問題の規模に対して手段が不足していることをいう。
例文
- この程度の予算増額では、老朽化した施設をすべて改修するには杯水車薪にすぎない。
- 一度だけの清掃活動では、海洋ごみの問題を解決するには杯水車薪だろう。
- 被災地への支援は重要だが、個人の寄付だけでは復興に向けて杯水車薪となりかねない。
分類
類義語
- 焼け石に水
- 微力
- 九牛の一毛