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本願成就

読み方:ほんがん じょうじゅ

意味

本来は仏教語で、仏・菩薩が衆生を救うために立てた根本の誓願(本願)が実現することをいう。一般には、長年抱いてきた強い願いや念願がかなうこと、目的が達成されることの意味でも用いる。

由来

仏教、特に浄土教に由来する語である。「本願」は仏・菩薩が立てる根本の誓願、「成就」はその願いが完成・実現することを表す。阿弥陀仏の本願とその成就を説く大無量寿経などを背景とし、中国訳仏典は伝統的には3世紀(252年ごろ)に成立したとされる。後に日本で、世俗的な「念願の実現」の意味にも広がった。

備考

浄土教では阿弥陀仏の救済の誓願が実現する意で重要な語である。現代では宗教的な文脈を離れ、「長年の悲願・念願がかなう」の意で用いられる。

補足

  • 「本願」を単に「本当の願い」と解するのは不十分で、本来は仏・菩薩の根本の誓願を指す。
  • 「悲願成就」や「念願成就」と同義的に使われることが多いが、「本願成就」には仏教語としての由来がある。

例文

  • 長年取り組んできた新薬の開発が成功し、研究者にとって本願成就の日となった。
  • 地域の人々の協力によって駅が開設され、住民の本願成就がかなった。
  • 優勝して恩師に報告できたことは、彼にとってまさに本願成就だった。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字