朝歌夜絃
読み方
ちょうか やげん意味
朝から歌い、夜は琴などの弦楽を奏でること。転じて、昼夜を問わず音楽や宴に興じ、ぜいたくな遊楽にふけるさまをいう。宮廷や富貴の家の華やかだが退廃的な生活を表すことが多い。由来
中国・唐代の詩人杜牧の「阿房宮賦」に見える「朝歌夜弦、為秦宮人」に由来する。秦の阿房宮に集められた宮女たちが、朝は歌い夜は弦を奏でて仕えたさまを述べた句。作品は唐の宝暦元年、825年ごろの作とされる。「絃」は「弦」の異体字・旧字的表記。備考
古典的・文語的な表現で、日常会話ではまれ。単なる音楽好きではなく、権力者や富裕層のぜいたく・遊興・退廃を批判的に述べる文脈で使われやすい。例文
- 若い藩主は政務を顧みず、朝歌夜絃の暮らしに溺れて家臣を嘆かせた。
- その屋敷では連夜の宴が続き、まさに朝歌夜絃の有様だったという。
- 財を成した彼は一時、朝歌夜絃の日々を送ったが、やがて事業を傾けた。
- 歴史書は、王朝末期の宮廷を朝歌夜絃の退廃として描いている。
- 芸能を愛すること自体は悪くないが、仕事を忘れて朝歌夜絃にふけるのは危うい。
類義語
- 朝歌暮絃
- 朝歌暮弦
- 酒池肉林
- 驕奢淫逸
- 豪奢淫逸
- 歌舞音曲
対義語
- 質素倹約
- 勤倹節約
- 勤倹力行
- 清貧自守