朝乾夕惕
読み方
ちょうかん せきてき
意味
朝から努め励み、夕方には自分の行いを慎み反省して、少しも気を緩めないこと。転じて、日々たゆまず職務や学問に励み、常に自戒しながら責任を果たそうとする態度をいう。
由来
中国の古典『易経(周易)』乾卦の「君子終日乾乾、夕惕若、厲无咎(君子は終日努め励み、夕べには恐れ慎む。そのようにすれば危うくとも咎めはない)」に基づく語。「朝乾」は朝から励むこと、「夕惕」は夕方に自らを戒めて慎むことを表す。『易経』の成立時期は、内容の形成を含めて紀元前1千年紀ごろとされる。
備考
主に文章語・格調高い表現として用いられる。「朝から晩まで働く」という単純な多忙さではなく、努力に加えて自戒・慎重さを保つ意を含む。
例文
- 彼は朝乾夕惕を旨として、任された仕事に一切の妥協を許さなかった。
- 重要な職に就く者ほど、朝乾夕惕の心構えで職務に当たるべきだ。
- 研究者として朝乾夕惕に学び続けた努力が、長年にわたる成果につながった。
類義語
対義語
- 怠惰放逸
- 安逸懈怠