望塵莫及
読み方
ぼうじん ばくきゅう意味
相手が進んだあとに立つ塵を遠くから眺めるだけで、追いつくことができないという意味。転じて、実力・才能・成果などに大きな隔たりがあり、とても及ばない、到底かなわないことを表す。由来
「望塵」は車馬が走り去ったあとに舞う塵を望み見ること、「莫及」は及ぶことができないこと。中国・南朝宋の范曄が5世紀に編纂した『後漢書』趙咨伝に見える故事に基づくとされる。古代中国で、先を行く人の車の塵を見ても追いつけない情景から、能力差が大きいことのたとえになった。備考
文章語・硬い表現で、日常会話では「足元にも及ばない」「全然かなわない」の方が自然。相手を高く評価し、自分や他者との差を強調する文脈で使う。例文
- 彼の語学力には望塵莫及で、私はまだ簡単な会話にも苦労している。
- 同じ新人とはいえ、彼女の企画力は群を抜いており、私など望塵莫及だ。
- この分野での先生の知識と経験には、研究者として望塵莫及の感がある。
- 世界王者の走りを見て、国内の選手たちはまだ望塵莫及だと痛感した。
- あの会社の技術開発の速さは圧倒的で、競合他社は望塵莫及の状態にある。
類義語
- 足元にも及ばない
- 遠く及ばない
- 雲泥之差
- 霄壌之差
- 月とすっぽん
- 瞠乎其後
対義語
- 匹敵
- 比肩
- 互角
- 肩を並べる
- 追いつく