晨鐘暮鼓
読み方
しんしょう ぼこ
意味
朝に鐘を鳴らし、夕方に太鼓を打つこと。もとは寺院で毎日行われる朝夕の勤行や時を知らせる合図をいう。転じて、日々一定の時刻に営まれる、規則正しく変わらない生活・営みを表すことがある。
由来
中国・唐代後期、9世紀ごろの詩人である李咸用の詩「山中」に見える「朝鐘暮鼓(ちょうしょうぼこ)」が由来とされる。朝の鐘と夕暮れの太鼓という寺院の日課を並べた表現で、のちに「晨鐘暮鼓」の形でも用いられるようになった。
分類・構成
備考
仏教寺院に関わる雅語・漢語的な表現で、日常会話ではあまり用いない。「朝鐘暮鼓」は異表記・類形として使われる。除夜の鐘だけを指す語ではない。
誤用・混同注意
- 「晨」を「あさ」と訓読して「あさかねゆうだいこ」などと読むのは誤りで、標準的な読みは「しんしょうぼこ」。
- 除夜の鐘や年末年始の行事だけを指す語と理解するのは不正確。
例文
- 山寺では晨鐘暮鼓が静かな谷に響き、僧たちの一日を告げている。
- 都会の喧騒を離れ、晨鐘暮鼓の暮らしに身を置きたいと思った。
- 住職は、晨鐘暮鼓を守り続けることが寺の伝統を支えるのだと語った。
類義語
- 朝鐘暮鼓
- 規則正しい生活
- 日々の勤行