星羅棋布
読み方
せいら きふ
意味
星が空に連なり、碁盤の上に碁石が散らばっているように、多くの物が広い範囲に散らばって存在すること。集落・島・建物・施設などが各地に数多く分布している様子を、やや格調高く表す。
由来
中国・後漢の文学者、班固(32~92年)の「西都賦」にある「星羅雲布(星のように連なり、雲のように広がる)」という表現が語源とされる。これに、碁石を盤上に配置する意の「棋布」が結び付き、「星羅棋布」として、多数の物が広く散在するさまを表す語になった。
分類・構成
備考
主に地理的な分布や建物・施設の配置を述べる、文章語的で格調のある表現。「整然と並ぶ」という意味ではなく、広い範囲に数多く散在することをいう。
誤用・混同注意
- 「星羅碁布」と書くのは誤り。正しくは、囲碁の「碁」ではなく「棋」を用いる。
- 「星羅棋布」は単に整然と配置されている意味ではなく、多数のものが広範囲に散在するさまを表す。
例文
- 山あいには小さな集落が星羅棋布している。
- この地域の沿岸部には、大小の港が星羅棋布し、古くから海運を支えてきた。
- 平原には風力発電の風車が星羅棋布するように建ち並んでいる。
類義語
- 星羅雲布
- 碁布星羅
- 散在
- 点在
対義語
- 人煙稀少
- 寥寥無幾
- 閑散