新陳代謝
読み方:しんちん たいしゃ
意味
生物が、外部から栄養などの新しい物質を取り入れ、体内の古い物質や不要になった物質を分解・排出して、体を維持するはたらき。また比喩的に、組織・社会などで古いものが去り、新しい人材や仕組みへ入れ替わって活性化することもいう。
由来
近代の生理学・医学で用いられるようになった語で、西洋語の「metabolism(メタボリズム)」に対応する「代謝」と、「新しいもの」と「古いもの」を表す「新陳」を組み合わせた表現である。中国古典の特定の一句を直接の出典とする故事成語ではない。成立・定着した正確な年は不明だが、日本では明治期以降に科学・医学用語として広まった。
備考
本来は生理学・医学の語で、「代謝」とほぼ同義で使われる。組織や社会について用いる場合は比喩表現。「単に新しくなること」ではなく、古いものとの入れ替わりを含む。
補足
- 「新陳対謝」は誤り(正しくは「新陳代謝」)。
- 単に「新しくすること」という意味だけで用いるのは不正確で、古いものの排出・交代も含む。
例文
- 人体では、細胞の新陳代謝が絶えず行われている。
- 適度な運動や十分な睡眠は、新陳代謝を活発にする助けになる。
- 会社の将来のためには、世代交代による組織の新陳代謝も必要だ。
分類
類義語
- 代謝
- 物質代謝
- 更新
- 入れ替わり
- 新旧交代
対義語
- 停滞
- 固定化
- 老廃