敬上愛下
読み方:けいじょう あいか
意味
目上の人をうやまい、目下の人をいつくしみ大切にすること。上下それぞれの立場に応じた敬意と思いやりを示し、秩序ある人間関係を保つべきだという教えをいう。
由来
中国の春秋時代の思想書とされる『管子』の「小匡」に見える語。「敬上愛下、謂之服制(上を敬い下を愛することを、秩序に服するという)」などと述べ、為政者や臣下が守るべき上下関係の道理を説いた。『管子』の成立は戦国時代から前漢期(紀元前4世紀~紀元前2世紀頃)にかけてとされる。
備考
現代では主に、職場・組織における望ましい上下関係を述べる際に用いる。単に目上へ従うことではなく、目下の人を慈しみ尊重する姿勢も含む。
例文
- 部長は敬上愛下を信条とし、役員には礼を尽くしながら、若手社員の意見にも親身に耳を傾けている。
- 組織を円滑に運営するには、上司への敬意と部下への配慮を両立する敬上愛下の姿勢が大切だ。
- 彼女は敬上愛下の精神を実践し、先輩から信頼されると同時に後輩からも慕われている。
分類
類義語
- 敬老愛幼
- 尊上愛下
対義語
- 上慢下暴