揣摩憶測
読み方:しま おくそく
意味
物事の事情や他人の考え・意図などについて、十分な根拠がないまま、あれこれと考えて推し量ること。「憶測」を重ねるという、やや批判的な意味合いで使われることが多い。
由来
「揣摩」は、手で触れて物の形や状態を探ることから、事情・相手の心を推し量る意になった語で、中国戦国時代ごろの思想書『鬼谷子』にも見られる。「憶測」は心の中で考えて推し量る意。四字熟語としての「揣摩憶測」が特定の古典の一句に由来するかは明確ではなく、両語を重ねて成立した漢語的表現と考えられる。
備考
主に「揣摩憶測にすぎない」「揣摩憶測を避ける」のように、根拠の乏しい推測を戒める文脈で用いる。「憶」は「臆」とも書く。
別表記
- 揣摩臆測
誤用・混同注意
- 「揣」を「すい」と読んで「すいまおくそく」とするのは誤り。正しくは「しまおくそく」。
例文
- 公式発表がない段階で、人事について揣摩憶測を重ねるのは控えよう。
- 断片的な情報からの揣摩憶測だけでは、事件の真相を判断できない。
- 記者は関係者の動きを揣摩憶測するのではなく、まず事実を確認した。
分類
類義語
- 臆測
- 推測
- 推量
- 憶断
対義語
- 実証
- 確証
- 事実確認