排難解紛
読み方
はいなんかいふん
意味
他人が抱える困難や災難を取り除き、争いやもめごとを解決すること。「排難」は困難をしりぞけること、「解紛」は紛争を解きほぐすことをいう。人のために尽力して問題を収めるという、肯定的な意味で用いられる。
由来
中国の歴史書『史記』の「魯仲連鄒陽列伝」に見える、魯仲連の言葉「人のために患いを排し、難を釈き、紛乱を解いて、報酬を求めない」に由来するとされる。『史記』は前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに編纂した書物で、「排患釈難解紛乱」から「排難解紛」の形が生まれた。
備考
主に文章語・格調高い表現として用いられる。「難を排し、紛を解く」と訓読することもある。単に問題を解決するだけでなく、他者の困難や争いのために力を尽くすという含みがある。
例文
- 彼は利害の対立する部署の間に入り、排難解紛に努めて計画を前進させた。
- 地域の相談員として、住民の悩みや争いを排難解紛する役割を担っている。
- 弁護士には、依頼者の問題を排難解紛へ導く冷静な判断力が求められる。
類義語
- 救苦救難
- 問題解決
- 和解調停
- 排難解急
対義語
- 火上加油
- 事態悪化
- 紛争助長