抜擢連用
読み方:ばってき れんよう
意味
「抜擢して続けて用いる」という意味に作られたように見える表現ですが、「抜擢連用」は主要な国語辞典に四字熟語として立項されていません。優れた人材を選び出して重要な職に任命する意味なら、一般には「抜擢登用」を用います。
由来
「抜擢」は多くの人の中から優れた人物を選び出すこと、「連用」は続けて用いることを指します。しかし、この二語を組み合わせた「抜擢連用」が定着した四字熟語となった経緯や、典拠となる中国古典・日本古典は確認できません。近年の書き換え、または「抜擢登用」との混同と考えられます。成立時期は不明です。
備考
正式な文章や試験では「抜擢登用」を用いるのが無難です。「抜擢」自体に「選び出して重要な地位に任命する」という意味があるため、「登用」と併用すると強調的な表現になります。
補足
- 「抜擢連用」は、定着した四字熟語である「抜擢登用」との混同・書き換えとみられる。
- 「連用」は文法用語としても使われる語であり、「抜擢登用」の「登用」と取り違えないよう注意する。
例文
- 人事記事に「若手を抜擢連用した」とあるが、通常は「若手を抜擢登用した」と表現する。
- 「抜擢連用」という語は定着した四字熟語ではないため、公式文書では使用を避けたほうがよい。
- 彼女は実力を評価されて部長に抜擢登用された、というのが自然な言い方である。
類義語
- 抜擢登用
- 破格登用
対義語
- 左遷
- 冷遇