投機取巧
読み方:とうき しゅこう
意味
その場の好機や制度の隙などを利用し、正当な努力をあまりせずに、巧みな手段で自分の利益や目的を得ようとすること。小知恵に頼る態度を批判していう、否定的な表現。
由来
中国の現代成語。「投機」は機会に乗じること、「取巧」は巧みな手段・小知恵を用いることを表し、両者を重ねて、機会に便乗してうまく利益を得ようとする態度をいう。古典に由来する故事成語ではなく、一般に陳毅の1958年(昭和33年)の文章・演説「反对美帝国主义和一切反动派的侵略政策」に用例があるとされる。
備考
否定的な語。ここでいう「投機」は株式などの金融取引だけを指さず、好機に便乗することをいう。努力を避け、小手先の工夫で利を得ようとする態度への批判に用いる。
誤用・混同注意
- 「投機」を金融取引だけの意味に限定して解釈するのは不正確。ここでは機会に乗じることをいう。
例文
- 規則の抜け穴だけを探して利益を得ようとする投機取巧は、組織への信頼を損なう。
- 試験対策を投機取巧に済ませようとせず、基本事項を繰り返し学ぶべきだ。
- 短期的には投機取巧で成功したように見えても、確かな技術や実力は身につかない。
分類
類義語
- 便宜主義
- 要領主義
- 小手先の策
対義語
- 正々堂々
- 地道な努力