懸梁刺股
読み方
けんりょう しこ
意味
学問や目標のために、眠気や苦労に負けず、非常に熱心に努力すること。「懸梁」は髪を梁に結んで居眠りを防ぐこと、「刺股」は眠気を覚ますために錐で自分の股を刺すことをいう。
由来
中国の故事を二つ合わせた語。「懸梁」は後漢の学者・孫敬が、読書中に眠らないよう髪を縄で屋根の梁に結び付けたという話に基づく。「刺股」は戦国時代(紀元前4~3世紀ごろ)の蘇秦が、勉学中の眠気を払うため錐で股を刺したという『戦国策』の故事による。孫敬の話は宋代(10世紀)の類書『太平御覧』などに伝わる。
分類・構成
備考
努力や勉学への強い励みをたたえる、やや硬い表現である。故事には身体を傷つける描写があるが、現代では文字どおりの行為ではなく、不屈の勤勉さを表す比喩として用いる。
誤用・混同注意
- 「懸梁刺股」を、単に徹夜や無理な努力を勧める語だと誤解しない。努力・勉学への強い専念を表す故事成語である。
- 「刺股」を「刺腿」と書き換えるのは一般的ではない。四字熟語としては「懸梁刺股」が標準である。
例文
- 資格試験に合格するため、彼は懸梁刺股の覚悟で毎晩学習を続けた。
- 若い研究者たちは、先人の懸梁刺股の精神に学び、地道な実験を重ねている。
- 受験期には懸梁刺股ほど自分を追い込むのではなく、十分な休息を取りながら努力することも大切だ。