愛敬無双
読み方:あいきょう むそう
意味
人を引きつける愛らしさや親しみやすさが、この上なく優れていて、並ぶ者がいないこと。「愛敬」は愛嬌・魅力、「無双」は比べるものがないことを表す。主に、人、特に女性の容姿・表情・立ち居振る舞いなどが非常に愛らしいことをほめていう。
由来
中世、鎌倉時代の13世紀ごろに成立した軍記物語「平家物語」に見える表現とされる。「愛敬」は人に好かれる愛らしさ・魅力、「無双」は並ぶものがないことの意であり、二語を組み合わせて、比類のない愛らしさを表した。
備考
主として人の愛らしい容姿、表情、しぐさ、応対などをほめる語。現代の日常会話ではやや古風で、文章語・褒め言葉として用いられやすい。「愛敬」はこの語では「あいきょう」と読む。
別表記
- 愛嬌無双
誤用・混同注意
- 「愛敬」を「あいけい」と読んで「あいけいむそう」としない。この熟語の標準的な読みは「あいきょうむそう」。
例文
- 彼女は愛敬無双の笑顔で、初対面の人の心まで和ませた。
- 物語では、その姫君は愛敬無双の女性として人々に慕われている。
- 店主の愛敬無双な応対にひかれ、常連客が増えていった。
分類
類義語
- 愛嬌たっぷり
- 愛嬌抜群
- 人懐こい
対義語
- 無愛想
- 不愛想