愛憎相半
読み方
あいぞう あいなかば
意味
人や物事に対して、愛する気持ちと憎む気持ちが同じ程度に入り交じっていること。「相半」は、互いに半分ずつである意。好意と反感のどちらか一方に割り切れない、複雑な感情を表す。
由来
確実な単一の典拠や成立年代は未詳である。「愛憎(愛することと憎むこと)」に、「相半(あいなかば。互いに半分ずつであること)」を組み合わせた漢語的な表現である。日本語では「愛憎相半ばする」の形でも用いられる。
分類・構成
備考
人や故郷、組織、作品などに対する、単純ではない好悪の感情に用いる。慣用的には「愛憎相半ばする」と述語的に使うことも多い。
誤用・混同注意
- 「愛憎相反」は別の語であり、「愛憎相半」の誤記ではない。
- 「愛憎相判」「愛増相半」などと書かない。正しくは「愛憎相半」。
例文
- 彼の才能は高く評価しているが、その傲慢な態度には反感もあり、私は彼に愛憎相半の思いを抱いている。
- 故郷を離れて長く暮らした彼女は、変わり果てた町に愛憎相半の感情を覚えた。
- その歴史上の人物は功績も過ちも大きく、後世の人々から愛憎相半ばする評価を受けている。
類義語
- 好悪相半
- 愛憎交錯
- 愛憎半ば