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恩将仇報

読み方:おんしょうきゅうほう

意味

人から受けた恩や親切に感謝して報いるどころか、かえって相手を恨んだり害したりして返すこと。恩人を裏切るような、道義に反する振る舞いを強く非難していう。

由来

中国・明代の馮夢龍(ふうむりゅう)が編んだ白話短編集『醒世恒言』に見られる語。『醒世恒言』は1627年(明・天啓7年)ごろに刊行されたとされ、「救命の恩を受けながら、かえって仇で報いる」ことを表した表現が日本でも四字熟語として定着した。

備考

非常に強い非難を含む語であり、単にお礼を言わない程度ではなく、恩人に害を加えたり裏切ったりする場合に用いる。日常会話では「恩を仇で返す」ともいう。

誤用・混同注意

  • 「恩賞仇報」は誤り(正しくは「恩将仇報」)。
  • 単に感謝を示さない意味で用いるのは不正確で、恩人に敵対・加害するほどの背信行為を指す。

例文

  • 彼は長年支援してくれた恩人を中傷した。それはまさに恩将仇報というほかない。
  • 命を救ってくれた医師を逆恨みして訴えるなど、恩将仇報の行為だ。
  • 受けた助けを当然と思わず、恩将仇報にならないよう誠実に恩に報いたい。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字