応急処置
読み方:おうきゅう しょち
意味
けが・病気・事故・故障など、突然起きた緊急の事態に対し、本格的な治療・修理・解決を行うまでの間、被害の拡大を防いだり、当面の危険をしのいだりするために行う一時的な処置。医療だけでなく、災害対応や設備の故障などにも用いる。
由来
「応急」は「急な必要・緊急の事態に応じること」、「処置」は「状況に応じて適切な手当てをすること」を表す語である。この二語を組み合わせた近代以降の一般的な漢語表現と考えられるが、特定の中国古典や成立年を示す典拠は明確ではない。医療・救護の場を中心に定着し、現在は事故対応や設備管理などにも広く用いられる。
備考
本格的・恒久的な解決ではなく、その場をしのぐための一時的な対応をいう。医療では、知識のない処置が危険な場合もあるため、必要に応じて速やかに医療機関や救急機関へ連絡する。
誤用・混同注意
- 「応急措置」は別に用いられる一般的な語であり、「応急処置」と完全に同一の表記ゆれではない。医療的な手当てには「応急処置」、対策・対応全般には「応急措置」が使われやすい。
例文
- 救急車が到着するまで、出血している傷口に応急処置を施した。
- 停電したため、技術者が配電盤に応急処置を行い、最低限の電力を復旧させた。
- この修理は応急処置にすぎないので、後日あらためて部品を交換する必要がある。
分類
類義語
- 応急手当
- 救急処置
- 応急措置
- 一時的措置
対義語
- 根本治療
- 恒久対策