検索

廃仏毀釈

読み方:はいぶつ きしゃく

意味

仏教を排斥し、寺院・仏像・経典などを破壊または廃止しようとすること。特に明治初年、神仏分離政策をきっかけとして各地で起こった、寺院の廃止や仏像・仏具の破却などの仏教排斥運動をいう。

由来

「廃仏」は仏教を廃すること、「毀釈」は釈迦の教え、すなわち仏教を壊すことを表す。中国にも排仏の歴史はあるが、日本語の四字熟語としては、明治元年(1868年)の神仏分離令を背景に全国で生じた仏教排斥・寺院整理の動きを指す語として定着した。近代以降の歴史用語・慣用句である。

備考

神仏分離令そのものが直ちに仏教の破壊を命じたわけではないが、政策の解釈や社会的混乱を背景に、各地で激しい仏教排斥が起こった。通常は明治初年の歴史的現象を指す。

別表記

  • 廢佛毀釋

補足

  • 「廃仏棄釈」と書くのは誤り。正しくは「廃仏毀釈」。
  • 神仏分離と同義とみなすのは不正確。神仏分離は政策・制度を指し、廃仏毀釈はそれに伴って起きた仏教排斥運動を主に指す。

例文

  • 明治維新期の廃仏毀釈によって、多くの寺院や仏像が失われた。
  • この地域では廃仏毀釈の影響が比較的小さく、古い仏教美術が多く残っている。
  • 展示では、神仏分離と廃仏毀釈が地域社会に与えた影響を解説している。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字