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帰心如箭

読み方:きしん じょせん

意味

故郷や自宅などへ一刻も早く帰りたいという気持ちが、放たれた矢のように速く、強くはやること。「帰心」は帰郷したい心、「箭」は矢をいう。長く旅先・任地にいた人が、帰還を強く望む心情を表す。

由来

中国・清代(17世紀後半)の白話小説、名教中人作とされる『好逑伝』第十二回に「帰心如箭」の用例が見られる。故郷などへ帰りたい心である「帰心」を、飛んでいく矢を意味する「箭」にたとえた中国語の成句で、日本でも漢文調の四字熟語として用いられる。

備考

文章語・漢文調の硬い表現で、日常会話では「早く帰りたくてたまらない」などと言うことが多い。「帰心」は単に心が戻ることではなく、帰郷・帰宅を望む気持ちである。

誤用・混同注意

  • 「帰心」を「心が帰ってくること」と解するのは誤り。故郷などへ帰りたいという気持ちを指す。
  • 「箭」を音の似た「先」などと書かない。「箭」は「矢」の意である。

例文

  • 長期の海外赴任を終える日が近づき、彼の帰心如箭は日に日に強まった。
  • 年末の最終便を予約した私は、帰心如箭の思いで残った仕事を片づけた。
  • 故郷の祭りの知らせを聞いた祖父は、帰心如箭とばかりに帰省の支度を始めた。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字