巨口細鱗
読み方:きょこう さいりん
意味
口が大きく、うろこが細かいこと。また、そのような特徴を備えた魚をいう。主に魚の外形・形態を漢語的に描写する語で、一般に比喩的な意味では用いない。
由来
「巨口(大きな口)」と「細鱗(細かいうろこ)」を並べた漢語的な表現である。魚の形態的特徴を表す語として用いられてきたが、特定の中国古典に基づく故事成語ではなく、初出資料や成立年代は明確ではない。
備考
日常会話ではほとんど使われず、魚類の形態を文章語・専門的な説明で表す語である。人の容貌や性格をいう比喩としては通常用いない。
誤用・混同注意
- 「細鱗」を「細輪」や「細麟」と書かない。「鱗」は魚のうろこの意。
- 魚の形態を表す語であり、「口数が多い人」など人に関する比喩と解するのは不適切。
例文
- この魚は巨口細鱗で、口が大きいわりに体表のうろこは細かい。
- 図鑑の解説には、その種の特徴として巨口細鱗であることが記されている。
- 研究者は、巨口細鱗という外形上の特徴を手がかりに魚種を比較した。