崇山峻嶺
読み方:すうざん しゅんれい
意味
高くそびえる山々と、険しく切り立った峰々のこと。山岳地帯の雄大さや険しさを表す語で、壮大な自然の景観を描写する際に用いる。
由来
中国・東晋の書家、王羲之(おうぎし)が永和9年(353年)に著した「蘭亭集序」にある「此地有崇山峻嶺、茂林修竹」という一節に由来する。蘭亭の周囲にある、そびえ立つ山と険しい峰を描写した表現である。
備考
主に山岳の険しく雄大な景観を文章語として表す。日常会話では「険しい山々」「高い山と峰」などと言い換えることが多い。「崇」は高い、「峻」は険しい、「嶺」は峰・山の頂をいう。
補足
- 「峻」を、工事の完了を意味する「竣」と書かないよう注意する(「崇山竣嶺」は誤り)。
- 「崇」を山の名などに用いる「嵩」と取り違えないよう注意する(「嵩山峻嶺」は誤り)。
例文
- 登山隊は、崇山峻嶺を越えて目的の峠を目指した。
- 窓から見える崇山峻嶺が、旅の景色をいっそう雄大なものにしている。
- その地方は崇山峻嶺に囲まれているため、古くから交通が容易ではなかった。
分類
類義語
- 重巒畳嶂
- 高山峻嶺
- 千山万岳
対義語
- 平地
- 平坦地