山肴野蔌
読み方:さんこう やそく
意味
山でとれる鳥獣の肉などの食材と、野に生える野菜・山菜をいう。転じて、山里で得られる素朴で自然な食べ物や、それらを使った料理を表す。
由来
北宋の文人・欧陽脩が、慶暦6年(1046年)頃に記した「酔翁亭記」にある「山肴野蔌、雑然而前陳者、太守宴也」に基づく。「山肴」は山で得る鳥獣の肉など、「野蔌」は野の菜・野菜を指し、太守の宴に並べられた土地の食材を描写した語である。
備考
「蔌」は日常ではあまり使われない字で、「そく」と読む。山の肉と野菜を対にした語であり、必ずしも粗末な食事だけを意味するわけではない。
誤用・混同注意
- 「山肴野菜」とは書かない。「野蔌」の「蔌」は野菜・野の菜を表し、読みは「そく」。
- 「蔌」を「蔬」と取り違えないよう注意する。
例文
- この宿では、地元で採れた山肴野蔌を生かした料理を夕食に供している。
- 祭りの日には、村人たちが山肴野蔌を持ち寄り、客人をもてなした。
- 豪華な料理もよいが、旅先で味わう山肴野蔌には格別の趣がある。
分類
類義語
- 山珍海味
- 山海珍味
- 野味山肴