山呼万歳
読み方:さんこ ばんぜい
意味
中国で、皇帝の長寿と統治の永続を願い、臣下が「万歳」と唱えること。もとは山が皇帝を祝って「万歳」と呼んだという瑞兆を表す。転じて、君主や国家などを祝して万歳を唱える、きわめて儀礼的・古風な表現である。
由来
中国・前漢の武帝の故事に由来する。元封元年(紀元前110年)ごろ、武帝が嵩山に登った際、山が「万歳」と三度呼んだように聞こえたため、群臣にも万歳を唱えさせたと伝わる。これが『漢書』武帝紀に見え、「嵩呼万歳」とも書く。
備考
現代の日常会話で用いる語ではなく、中国王朝の儀礼や歴史を述べる際に使う古風な語である。一般的な「ばんざい」と異なり、慣用読は「ばんぜい」。
別表記
- 嵩呼万歳
- 山呼萬歳
誤用・混同注意
- 「さんこばんざい」と読まない。慣用読は「さんこばんぜい」。
- 「万才」と書くのは避ける。「万才」は主に別語の芸能名として用いられる。
例文
- 古代中国では、天子の長寿を祝う儀礼として、群臣が山呼万歳を行った。
- 史料には、皇帝の前で臣下が山呼万歳したとの記録が残っている。
- この語は単なる歓声ではなく、君主の永続を願う山呼万歳の故事に基づく表現である。
分類
類義語
- 万歳三唱
- 祝賀