居奇待価
読み方
きょき たいか意味
珍しい品物や将来値上がりしそうな品を買い込んで手元に置き、価格が上がるのを待って高く売ろうとすること。「居奇」は珍品・希少品を抱え込むこと、「待価」は値段が上がるのを待つことをいう。転じて、有利な時機が来るまで資源や権利などを手放さないことにもいう。由来
中国の歴史書『史記』の「呂不韋列伝」にある故事に基づく。戦国時代の商人・呂不韋が、秦の王子である子楚を見て「此奇貨可居(これは買い置く価値のある珍しい品だ)」と考え、援助して後の王位継承に結び付けたという話が由来である。『史記』は前漢の司馬遷により紀元前1世紀ごろに編纂された。「居奇待価」はこの「奇貨可居」の考えを表した語で、四字熟語としての成立時期は明確ではない。備考
現在の日本語では日常的にはあまり使われない硬い漢語。物資を抱え込んで値上がりを狙う行為を指すため、文脈によっては投機・買い占めを批判する否定的な響きを伴う。例文
- 限定品を大量に買い集め、居奇待価で値上がりを待つ転売業者が問題になった。
- 不作のうわさを聞いた商人は、穀物を居奇待価のために倉庫へ蓄えた。
- その土地を保有し続けるのは、将来の開発を見込んだ居奇待価ともいえる。
類義語
- 奇貨可居
- 買い占め
- 投機
- 売り惜しみ
対義語
- 即時売却
- 見切り売り
- 薄利多売