寸陰可惜
読み方
すんいん かせき
意味
わずかな時間もむだにせず、大切にして活用すべきであるということ。「寸陰」はきわめて短い時間、「可惜」は惜しむべきである意。学問・仕事・修養などに励み、時をむだにしない態度を表す。
由来
中国・東晋の政治家である陶侃(とうかん、259~334年)の言葉に由来する。『晋書』陶侃伝には、陶侃が「大禹のような聖人でさえ寸陰を惜しんだ。一般の人は分陰を惜しむべきだ」と人々に語ったとある。現行の「寸陰可惜」は、この趣旨を四字にまとめた表現である。『晋書』は唐代の648年ごろに編纂された。
分類・構成
備考
「惜しい」という残念さを表す語ではなく、「時間は惜しんで大切にすべきだ」という教えをいう。日常会話よりも、訓示・文章・学習や仕事への激励などで用いられやすい。
誤用・混同注意
- 「寸陰」を「寸印」と書くのは誤り。
- 「可惜」を単に「残念である」の意味に解するのは不適切で、「惜しむべきである」という意味。
例文
- 受験まで時間がないため、寸陰可惜の思いで毎日復習を続けた。
- 彼は寸陰可惜とばかりに、通勤時間にも専門書を読んでいる。
- 研修では、若いうちから寸陰可惜の姿勢で学ぶことの大切さが説かれた。
類義語
対義語
- 虚送光陰
- 無為徒食