子曰詩云
読み方
しがく しうん
意味
「子曰」は孔子が言ったこと、「詩云」は『詩経』に書かれていることをいう。孔子や『詩経』などの古典を引き合いに出して説くこと、また、儒教の古い教えや、古典的で堅苦しい学問・言い回しを指す。やや批判的なニュアンスで用いられることもある。
由来
「子曰」は『論語』で孔子の発言を示す書き出し、「詩云」は『詩経』の文言を引用する際の表現である。四字熟語としての用例は、元代(13~14世紀)の宮大用による雑劇『范張雞黍』に見られ、「子曰詩云、文章詞賦」として、儒学者が古典を語ることを表している。
分類・構成
備考
本来は孔子や『詩経』の言葉を指すが、現代では「古典の引用ばかりで堅苦しい議論」という批判的な意味合いを帯びることがある。読みは通常「しがくしうん」。
例文
- 彼の講義は子曰詩云を並べるだけで、現代社会の問題への具体的な答えが見えにくかった。
- 古典を学ぶことは大切だが、子曰詩云に終始せず、自分の言葉で考える姿勢も必要だ。
- 祖父は子曰詩云を引きながら、礼儀を守ることの大切さを私たちに教えた。
類義語
- 之乎者也
- 孔孟の教え