嫗伏孕鬻
読み方:おうふく よういく
意味
子を身ごもり、温かくかばいながら養い育てること。転じて、親、特に母親が子に注ぐ深い慈愛や、手厚く子どもを育てることをいう。
由来
「嫗」はあたため慈しみ育てること、「伏」はかばい守ること、「孕」は子をはらむこと、「鬻」は育てることを表す。これらの古い漢語の字義を重ね、子を宿して保護し養育する過程を表した四字熟語である。四字熟語としての初出を特定できる典籍や成立年代は未詳。
備考
非常にまれな語で、現代の会話や実務文ではほとんど使われない。通常は「養育」「慈しみ育てる」などと言い換える。「鬻」はこの語では「売る」ではなく「育てる」の意。
補足
- 「鬻」を「売る」の意味だけで解しない。この語では「育てる」の意である。
- 「孕鬻」を一般的な語の「孕育」と書き換えると、原表記とは異なる。
例文
- 親の嫗伏孕鬻の恩に報いるため、成人後も感謝を忘れずにいた。
- この物語は、わが子を嫗伏孕鬻する母の深い愛情を描いている。
- 血縁の有無を問わず子どもを嫗伏孕鬻する姿に、彼は親としての責任を学んだ。
分類
類義語
- 養育
- 哺育
- 撫育
- 慈愛
対義語
- 育児放棄
- 虐待