婦孺皆知
読み方:ふじゅ かいち
意味
婦人や子どもまでもがみな知っていること。転じて、世間のだれもが知っているほど広く知られた事柄、周知の事実をいう。
由来
「婦」は成人女性、「孺」は子どもを表し、「婦孺皆知」は「女性や子どもまで皆が知る」という構成の語である。中国・清代の白話小説『八仙全伝』第93回に用例が見られる。成立年の詳細は未詳だが、清代(おおむね17~19世紀)の中国語表現に由来する故事的な成語として用いられる。
備考
「婦」は女性、「孺」は子どもの意。歴史的には女性・子どもを世間知らずとみなす含みがあるため、現代では文脈により「だれもが知る」「周知の事実」と言い換えると中立的である。文章語的な表現。
誤用・混同注意
- 「婦女皆知」とするのは別表現であり、標準的な四字熟語は「婦孺皆知」。
- 「皆知」は通常「かいち」と読み、「みなしる」とは読まない。
例文
- その事故の経緯は今や婦孺皆知であり、改めて説明する必要はない。
- 環境問題の深刻さを婦孺皆知の事実にするには、分かりやすい情報発信が必要だ。
- 彼の長年の功績は、地元では婦孺皆知となっている。
分類
類義語
- 周知の事実
- 人口に膾炙する
- 人尽皆知
- 公知の事実
対義語
- 門外不出
- 秘中の秘
- 未公開