好善楽施
読み方
こうぜん らくし意味
善い行いを好み、他人のために金品や労力を喜んで施すこと。困っている人を助けたり、社会のために寄付・奉仕したりすることを楽しみとする、慈善的で思いやりのある態度をいう。由来
中国の歴史書『史記』の「楽書」にある「聞徴音、使人楽善而好施(徴音を聞けば、人をして善を楽しみ施しを好ましむ)」に基づくとされる。『史記』は前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに編んだ書物である。本文の「楽善而好施」などを踏まえ、「善を好み、施しを楽しむ」の意で「好善楽施」が成り立った。備考
主に他者への寄付・援助・奉仕を褒める、やや硬い表現。「施」は単なる物品の寄付に限らず、労力や親切を与えることも含む。日常会話では「慈善の心」「進んで人を助ける」などと言い換えることが多い。例文
- 彼は好善楽施の人として知られ、毎年、地域の福祉団体へ寄付を続けている。
- 企業が好善楽施の精神を持ち、利益の一部を社会に還元することは大切だ。
- 祖父は好善楽施を旨とし、困っている近所の人を見かけると黙って手を差し伸べた。
類義語
- 慈善博愛
- 博愛精神
- 喜捨
- 救苦済民
対義語
- 吝嗇
- 利己主義
- 慳貪吝嗇