奔逸絶塵
読み方:ほんいつ ぜつじん
意味
非常に速く走り、巻き上がる塵さえ後方に残して他者を寄せ付けないこと。転じて、才能・技量・勢いなどが群を抜き、他人が到底及ばないほど卓越していることをいう。
由来
中国・戦国時代(紀元前4〜3世紀ごろ)に成立したとされる『荘子』田子方篇にある、顔回が孔子に及ばないことを述べた「夫子奔逸絶塵、而回瞠若乎後矣」に基づく。もとは、速く走って塵を後に残すほどの速さを表し、後に他を圧倒する才能や能力のたとえとなった。
備考
日常会話ではあまり用いない文章語で、人物の才能・技量・業績を高く評価する際に使う。原義どおり、走りの非常な速さを表す用法もあるが、現代日本語では比喩的用法が中心である。
別表記
- 奔逸絕塵
例文
- その棋士の終盤の読みは奔逸絶塵で、対戦相手はまったく追随できなかった。
- 創業者の発想力が奔逸絶塵だったからこそ、その企業は新しい市場を切り開けた。
- 若手ランナーは終盤に奔逸絶塵の走りを見せ、後続を大きく引き離した。
分類
類義語
- 群を抜く
- 出類抜萃
- 超群抜萃
対義語
- 平々凡々
- 凡庸
- 平凡