失之交臂
読み方
しつし こうひ
意味
すぐ近くまで来ていた人・物・好機を、腕が触れ合うほどの至近距離ですれ違いながら取り逃がすこと。転じて、手に入れられそうだった機会や縁を逃してしまうことをいう。
由来
中国の古典『荘子』「田子方」篇にある「吾終身与汝交一臂而失之、可不哀与(私は生涯あなたと腕を交えるほど近くですれ違いながら、あなたを見失った。悲しいことではないか)」に由来する。『荘子』は戦国時代(紀元前4〜3世紀頃)に成立したとされる。
備考
日常会話ではあまり用いない、漢文調で硬い表現。人との出会いや好機を「もう少しで得られたのに逃した」場面で使う。「交臂失之(こうひしつし)」という語順もある。
例文
- 採用面接の日程を勘違いしてしまい、希望していた職を失之交臂する結果となった。
- あと一歩で契約がまとまりそうだっただけに、競合他社に決められたのは失之交臂の思いだ。
- 会場で彼を見かけたのに声をかけそびれ、失之交臂してしまった。
類義語
- 機会を逸する
- 好機を逃す
- 取り逃がす
- すれ違う
対義語
- 好機をつかむ
- 機を逃さない
- 機会を生かす