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天女散花

読み方

てんにょ さんげ

意味

天女が天上の花を散らすこと。仏や菩薩を供養する荘厳な光景をいう。転じて、花びらが舞い散る美しいさまや、女性が優美に舞うさまをたとえることもある。

由来

仏典『維摩経』に由来する。維摩居士の室に現れた天女が、説法を聞く菩薩や弟子たちに天の花を散らしたという説話が基になっている。現存する代表的な漢訳は後秦の鳩摩羅什によるもので、406年ごろに訳出されたとされる。

分類・構成

備考

本来は仏教における供養や説話に関わる語である。日常会話では多用されず、花や舞の優美さを表す文章語・雅語として使われる。「天女散華」と表記されることもある。

誤用・混同注意

  • 「天女散華」とも表記されるが、四字熟語としては「天女散花」とする辞書・四字熟語辞典が多い。
  • 「さんか」ではなく、通常は仏教語の読みで「さんげ」と読む。

例文

  • 桜が風に乗って舞う庭は、まさに天女散花の趣であった。
  • 舞台で袖をひるがえす舞姫の姿は、天女散花を思わせるほど優美だった。
  • 法要では、僧侶が供養のために散華を行い、天女散花を連想させる荘厳な雰囲気が生まれた。

類義語

  • 花吹雪
  • 落英繽紛
  • 散華

この四字熟語に使われている漢字