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天下蒼生

読み方:てんか そうせい

意味

天下、すなわち世の中にいるすべての人民・民衆のこと。「蒼生」は、青々と生い茂る草のように数多く存在する人々をたとえた語である。主に、為政者が守るべき民や、救済の対象となる一般の人々を、硬い文体で表す。

由来

「蒼生」は中国古典『書経』の「益稷」に見える語で、「海辺の果てに至るまでの民衆」を表す文脈で用いられている。青く茂る草に多くの民をたとえた表現とされる。「天下(天の下、世界・世の中)」と結び、「天下に住むすべての民衆」の意となった。『書経』は古い伝承を含み、文献としてはおおむね戦国時代から漢代にかけて整えられた中国古典である。

備考

現代の日常会話ではあまり使わず、歴史・政治・文学などで用いる硬い表現である。「蒼生」は個人ではなく、多数の一般民衆を総称する語。

誤用・混同注意

  • 「天下創生」と書くのは誤り。正しくは「天下蒼生」。
  • 「蒼生」を「そうしょう」と読まず、通常は「そうせい」と読む。

例文

  • 政治は一部の利益ではなく、天下蒼生の安寧を第一に考えるべきだ。
  • 彼は天下蒼生を救うという大義を掲げ、改革に身を投じた。
  • 為政者には、天下蒼生の暮らしに責任を負う自覚が求められる。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字