夜行昼伏
読み方
やこう ちゅうふく
意味
夜間に行動し、昼間は人目を避けて身を隠し伏せていること。盗賊・逃亡者・密偵などが人知れず活動する様子や、夜行性の動物が昼に潜んでいる様子をいう。
由来
中国・前漢の思想書『淮南子』の「兵略訓」にある「昼伏而夜行(昼に伏して夜に行く)」に由来する。『淮南子』は前漢の淮南王劉安のもとで、紀元前2世紀ごろ(一般に紀元前139年ごろ)に編まれたとされる。これを日本で「夜行昼伏」と四字に整えた表現として用いる。
分類・構成
備考
現代の日常会話ではあまり使われない硬い文語的表現である。人目を避けて行動する盗賊・逃亡者・密偵などに用いる場合は、秘密性や警戒の強さを含む。動物の習性について用いることもある。
誤用・混同注意
- 「やぎょうちゅうふく」と読むのは一般的でない。標準的な読みは「やこうちゅうふく」。
- 「夜行昼行」は誤り。昼間は「行」ではなく「伏」すことを表す。
例文
- 逃亡した一団は、追手を避けるため夜行昼伏の生活を続けた。
- その野生動物は夜行昼伏の習性があり、昼間に姿を見かけることは少ない。
- 敵地に潜入した密偵は、夜行昼伏して情報を集めた。
類義語
- 昼伏夜行
- 夜陰潜行
対義語
- 昼行夜伏