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多生曠劫

読み方:たしょう こうごう

意味

数え切れないほど何度も生まれ変わり、きわめて長い年月を経ること。仏教では、過去世から長い時間を隔てて続く因縁・宿縁をいう場合にも用いる。

由来

仏教語。「多生」は多くの生、すなわち輪廻によって繰り返す多くの生涯、「曠劫」は果てしなく長い時間・劫(こう)を表す。中国仏教語として用いられ、日本にも伝来した語と考えられるが、この四字熟語としての正確な初出の経典・成立時期は明確ではない。

備考

単独で日常的に用いる語ではなく、「多生曠劫の因縁」「多生曠劫の宿縁」のように、仏教的・文語的な文脈で使われることが多い。

別表記

  • 多生広劫

誤用・混同注意

  • 「多生」は「たせい」ではなく、通常「たしょう」と読む。
  • 「曠劫」を「広劫」と書く形もあるが、標準的な表記の一つとして「多生曠劫」が用いられる。

例文

  • 二人の出会いを、多生曠劫の因縁によるものだと感じた。
  • この寺には、多生曠劫にわたって結ばれた師弟の縁を説く教えが残されている。
  • 彼は恩師への感謝を、多生曠劫の宿縁に導かれた結果だと表現した。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字