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城狐社鼠

読み方

じょうこ しゃそ

意味

城壁に巣を作る狐と、土地の神を祭る社に巣くう鼠の意から、権力者や有力者を後ろ盾にして悪事を働き、容易には排除できない者・悪党をいう。これを取り除こうとすると、後ろ盾である組織や権威そのものを傷つけるおそれがあるというたとえ。

由来

『晏子春秋』内篇問上に見える説話に由来する。春秋時代(紀元前6世紀ごろ)の斉の政治家・晏嬰の言葉として伝わるが、『晏子春秋』の編纂・成立は戦国時代末から前漢期(紀元前3〜2世紀ごろ)と考えられている。社の下に住み着いた鼠は、いぶせば社の木を焼くおそれがあり、水を流し込めば社を壊すおそれがあるため、除きにくいと説いた話に、城壁の狐の比喩が結び付いたもの。

分類・構成

備考

主に政治・組織内で、権力者に取り入って害をなす人物を非難する硬い表現。単に「ずる賢い人」や「排除しにくい人」という意味ではなく、権威を後ろ盾にしている点が重要である。

誤用・混同注意

  • 「城孤社鼠」と書くのは誤り。正しくは「城狐社鼠」。
  • 単に城や社にいる狐・鼠を指す語ではなく、権力を後ろ盾にして排除しにくい悪人のたとえである。

例文

  • 組織の実力者を後ろ盾に不正を重ねる彼は、まさに城狐社鼠であり、誰も簡単には処分できなかった。
  • 改革を成功させるには、権力者の周辺に巣くう城狐社鼠を放置してはならない。
  • 監査の結果、長年にわたり城狐社鼠となっていた幹部の不正が明るみに出た。

類義語

この四字熟語に使われている漢字