城下之盟
読み方
じょうか の めい
意味
敵軍に城を包囲されるなど、圧倒的に不利な状況へ追い込まれて結ばされる、屈辱的な盟約・講和・協定のこと。現代では、軍事的な場面に限らず、相手の強い圧力によって不利な条件をのみ、やむを得ず合意することのたとえにも用いる。
由来
中国の歴史書・春秋左氏伝の桓公十二年に見える、春秋時代(紀元前7世紀ごろ)の楚と絞の故事に基づくとされる。楚が絞を攻めて城下まで迫り、絞が屈して盟約を結ばされた故事から、「城下で結ぶ盟」、すなわち敵に強いられた屈辱的な盟約をいうようになった。
分類・構成
備考
「城下の盟」とも書き、こちらの表記も一般的である。単なる「不利な契約」よりも、相手の威圧や圧力によって屈服させられたという強い屈辱の含みを持つ。
誤用・混同注意
- 「城下の盟」は和文での一般的な表記であり、誤りではない。
- 単に城下町で結ぶ友好的な同盟を指す語ではなく、強者に強いられた屈辱的な盟約をいう。
例文
- 敵軍に包囲された政府は、ついに城下之盟を受け入れざるを得なかった。
- 圧倒的な軍事力を背景に押し付けられたその協定は、実質的には城下之盟だった。
- 交渉力を失ったまま条件をのめば、城下之盟を結んだと国内から批判されかねない。
類義語
- 不平等条約
- 屈辱的講和
- 降伏条約
対義語
- 対等条約
- 自主的合意
- 対等な協定