地獄極楽
読み方:じごく ごくらく
意味
仏教でいう、罪を犯した者が苦しみを受ける世界である「地獄」と、阿弥陀仏の浄土で安楽に暮らせる世界である「極楽」。転じて、非常に苦しい状態と、この上なく楽で幸福な状態という正反対の境遇をいう。
由来
「地獄」はサンスクリット語narakaなどの漢訳、「極楽」は阿弥陀仏の浄土を表すサンスクリット語Sukhāvatī(スカーヴァティー)の漢訳「極楽世界」に由来する仏教語である。日本には仏教伝来(6世紀中頃)以後に伝わり、対照的な二語を並べた「地獄極楽」として定着した時期は明確ではない。
備考
宗教上の死後の世界を指すほか、日常では「苦しみと幸福」「最悪と最高」の大きな落差を強調する比喩として用いる。「地獄と極楽」と助詞を入れる言い方も一般的である。
例文
- 借金の返済に追われる毎日は地獄だが、完済した日はまさに極楽で、地獄極楽を味わった気分だった。
- この温泉は、冷え切った体には地獄極楽の極楽のように感じられる。
- 同じ仕事でも、人間関係次第で地獄極楽ほど働きやすさが変わる。
分類
類義語
- 苦楽
- 苦楽悲喜
- 悲喜こもごも
- 天国地獄