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地水火風

読み方:じ すい か ふう

意味

仏教で、物質や人間の身体を構成すると考えられた四つの基本要素をいう。地は堅さ・固体性、水は湿り・流動性、火は熱・温かさ、風は動き・気体性を表す。転じて、自然界や万物を成り立たせる根本的な要素を指すこともある。

由来

古代インドの四大(サンスクリット語で mahābhūta)の思想に基づく仏教語である。原始仏教の経典群はおおむね紀元前5世紀から前1世紀頃に成立・編集され、その中で地・水・火・風を物質の基本要素とする考え方が説かれた。中国語訳仏典を通じて「地水火風」として定着し、日本には仏教伝来後の6世紀頃以降に伝わった。

備考

陰陽五行の「木・火・土・金・水」とは別の思想である。「地水火風空」は、空を加えた五大を指すため、地水火風とは区別される。

補足

  • 読みを「ちすいかふう」としない。一般に「じすいかふう」と読む。
  • 「地水火風空」と混同しない。後者は「空」を加えた五大を指す。
  • 陰陽五行の「木火土金水」と同じものだと誤解しない。

例文

  • 仏教では、人の肉体も地水火風という四大の仮の結合であると考える。
  • 作者は地水火風を主題に据え、自然の循環を表すインスタレーションを制作した。
  • 寺の法話で、地水火風の調和を通して命のはかなさが説かれた。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字